子供の日に関東では柏餅、関西では粽が食べられる

子供の日(5月5日)には、関東では柏餅(かしわもち)、関西では粽(ちまき)が食べられる。


柏餅(かしわもち)

 


粽(ちまき)

元々のルーツである中国では、粽が食べられていた。
中国では、粽を食べると悪病災難が除かれると考えられ、親戚や知人に配る風習があった。
平安時代にこの風習が京都を中心に関西で広がり、全国的に広がっていった。

その後、江戸時代では広く知られるようになったが、江戸では粽ではなく柏餅が食べられるようになった。
その理由は、武家社会と関係しており、武家社会では家の存続が求められる。
そのため、新芽が出るまで古い葉が落ちない柏の葉は、子孫繁栄の象徴として重宝された。
こうして、江戸を中心に柏餅が食べられるようになり、現代にいたる。

おせち料理の意味

参考文献 関東と関西ここまで違う!おもしろ雑学