人間はカロリーの高い食物なら少なく食べ、カロリーの低い食物なら多く食べるという食事量のコントロールができる。
この食事量のコントロールは、現在食べている食物の栄養素に基(もと)づくのではなく、以前にその風味の食べ物を食べた時の経験によるものである。
これは、食物が消化吸収され、血糖値の上昇など身体の栄養状態の改善が生じるまでには時間がかかるため、実際に食物が消化吸収されて血糖値が上がったときに食べ終わるのでは、必要以上に食べてしまう。これを回避するため、過去の経験から満足感が得られる(条件性の満足感)。
清涼飲料水を飲んでも満足感が少ない
空腹は最高の調味料
なじみのある食事は満腹になりやすい
参考文献 心理学からみた食べる行動