米は米粒を調理して食べる「粒食」であるのに対して、小麦は麦の粒を挽いて粉にしてから食べる「粉食」である。
これはイネと小麦の特徴が関係している。
小麦の粒
イネの籾(もみ)は、籾の殻と米(玄米)が剝がれやすくなっている。また、米は硬くて簡単に割れない。
そのため杵(きね)でつくことで、米と殻とを簡単に分けることができる。
一方で、麦の籾は、籾の殻と内部とが密着しているので、簡単には分けれない。さらに、籾は割れやすいので、強くつくと割れてしまう。
そのため麦は、粉にしてから殻を取り除いて食べる。
参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか