皿の形と料理の味

料理をのせた皿の形によって、料理の味が変化する。
ビーツ、ヤギのチーズ、スイスチャード、クレソン、フライにしたエシャロットを使った前菜は、四角い白い皿より丸い皿で食べた人の方が甘く感じる(17%ほど)という実験結果がある。
この他にチーズケーキなどでも同じ結果となった。
一方、酸味は皿の形に影響されなかった

これらは皿の形だけでなく、図形や文字にも及ぶ。
広告の丸っこい文字は甘いお菓子の甘さを強調し、角ばった文字はスナック菓子の塩味を強調するとう実験結果がある。

これらの形から味に影響する理由は、経験によるものと考えられている。
甘いものはたいてい丸く、果物、デザート、アイスクリーム、クッキー、カップケーキなど。
塩味は三角や四角が多く、カットされたチーズやカットされた肉などである。

懐かしい匂い
皿と盛りつけについて


ここからは主観です。
文字を持たず、現代の市場や広告とは無縁に生きる狩猟採取民族を調査したところ、味と形の関連性は全く見られなかった。
つまり、形から味を連想するのは、経験によるものが大きい。

参考文献 あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか