今回はネタ話です。
フランスワイン大会という設定で、参加した専門家たちはまずボルドーの白ワインを与えられ評価する。
その後、まったく同じボルドーの白ワインに赤い食用着色料を加えたものが与えられ評価する。
つまり、見た目は赤ワインだが、風味も香りも最初の白ワインとまったく同じものである。
最初の白ワインには「はちみつ」「メロン」「バター」「カラメル」といった言葉が使われ
赤く見える白ワインには「クロフサングリ」「タバコ」「チョコレート」「チェリー」といった赤ワイン用の言葉が使われた。
この実験のように、専門家であってもまず目で味わっているということがわかる。
ここからは主観です。
視覚情報が味に影響するのもあるが、上記の話はそもそも【赤ワイン】と思って飲んでいるため、既存の先入観(イメージ)に引っ張られることも影響すると思われる。
例えば、生まれてきて1度もワインを飲んだことの無い人が、上記の実験に参加した場合、同じ味がすると答えたかもしれない。