刺身のつま

刺身(造り)には、細切りの大根のように「つま」が添えられていることが多い。

もともと、「※1けん」や「※2つま」は、魚の腐敗を防いだり、殺菌作用で食あたりを防いだりする役目があった。
冷蔵庫のない時代には魚に水分を補給して鮮度を保ち血の気を切るのに用いられていた。
現在は、口の脂落としとしての役割(口直し)や、香りを楽しむものとしての役目が大きい。

※1野菜を細く切ったもの
※2あしらい

刺身の下にある透明なパリパリしたやつ

参考文献 日本料理のコツ