肥満すると甘味の感覚が鈍くなる?

今回はネタ話です。

マウスの実験では、肥満していると甘味を感じ取る味覚細胞が減少し、甘さを感じにくくなるとされている。
実験では、25匹の正常なマウスと、高脂肪食を10週間与えて肥満させた25匹のマウスの神経伝達の効率を比較しました。
味覚細胞には、甘味、うま味、苦味、酸味を感じる細胞があり、それぞれ違う受容体がある。

実験の結果、うま味に対する反応は2つのグループに差は見られなかったものの、甘味と苦味に対する反応は肥満したマウスでは低下した。
これまでの研究で、肥満していると甘いものを欲しがる傾向があることは分かっていたが、今回の実験で肥満することで甘味の味覚が鈍り、満足感を得るために多くの甘味を必要とするため、たくさん食べてしまうのではないかと推測されています。

動物の甘味物質に対する感受性
食塩やグルタミン酸ナトリウムには中毒性がない

参考文献 「お菓子中毒」を抜け出す方法