洋食店と精肉店でコロッケの形が違う理由

コロッケは、洋食店では俵型。精肉店では小判形で売られている。

【理由】
コロッケは西洋からの輸入食文化として、洋食店で日本に馴染み始めた。
当初は、ボール型、洋梨形、りんご型、きゅうり型、木の葉型など、様々な形が存在した。
そして、皿に盛った時に見栄えがするように、立体的な形状はどれが効果的かを探求した結果、俵型になった。

一方、後発の精肉店のコロッケ(総菜コロッケ)は、見栄えより機能性が重視された
精肉店のコロッケは狭い厨房で、他の揚げ物と一緒に大量に作られる場合が多い。
そこで、「揚げた後も面積を取らない」「縦に並べておける」「重ねても形が潰れない」などの形状が必要となった。
結果、平べったい小判形になった。

フライは天ぷらより冷めてもおいしい
冷めたらべたつくコロッケの理由

参考文献 「食」の雑学達人になる本