ボジョレ・ヌーヴォー

今回はネタ話です

毎年11月末になると、ボジョレ・ヌーヴォーが世界中で飲まれます。
「ヌーヴォー」とは、新しいという意味です。
つまり、ボジョレ・ヌーヴォーとは、ボジョレ地方の新酒赤ワインという意味です。

フランスのブルゴーニュ南にあるボジョレ地方では、古くからガメーと呼ばれる赤品種が栽培されており、それを原料に赤ワインが造られていた。

当時の赤ワインは「熟成を要して、〇〇年後にならないと飲めない」というのがステータスで、その年数が長いほど、良いワインとされていた。
しかし、ガメーワインのボジョレは色が薄くポリフェノールが少ないことから、熟成に耐えるワインではなく、赤ワインとして極めて価値の低いワインでした。

そこでボジョレ地方の人々は「〇〇年後にならないと飲めない」という価値観から〇〇年以内に飲むことに価値がある」という逆転の発想にいきついたのです。
この逆転の価値観を前面に出して登場したボジョレ・ヌーヴォーは成功し、世界的な赤ワインとして認知されるようになった。


ここからは主観です。
つまり、ボジョレ・ヌーヴォーは、早く飲むことに価値があるワインなので、購入したら理由がない限り早く飲みましょう。

コニャック

参考文献 ワインの科学