落葉の際に木は、葉の緑の色素クロロフィルを少しずつ破壊して、枝に吸収する。
同時に枝と葉の間に離層(りそう)と呼ばれる壁を徐々に形作り、水や栄養の流れを少しづつ遮断する。
【紅い紅葉】
葉の糖とクロロフィルは、離層のために枝に流れることができないため、分解されアントシアニン(紅い色素)が合成される。
【黄色い紅葉】
離層が作られる前に、葉の糖のほとんどが幹に送られる。この状態でクロロフィルが壊れると、これまで隠れていたカロテノイド(黄色い色素)が目立つようになる。
参考文献 天気と気象のしくみパーフェクト事典