ヨーロッパで紅茶を飲む理由

ヨーロッパの水は、多くがミネラル分を含んだ硬水です。
硬水に紅茶を入れると、お茶のタンニンがミネラルと結合して沈殿することによって、ミネラル分が除去された水はまろやかになり、飲みやすくなる。
(ただし、硬水の場合、紅茶の色が出にくくなる)
一方で、タンニンが硬水のミネラルと結合すると褐変して水を濁らせてしまうため、硬水では緑鮮やかな緑茶を飲むことができない。

日本はミネラルの少ない軟水のため、緑茶を楽しむことができる
そのため、まだタンニンの蓄積が少ない若葉を使って、苦味が少ない清涼感を楽しむ緑茶が飲まれる。

紅茶にレモンを入れる
紅茶が冷えると濁る場合がある
硬度とお茶

参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか 「料理の雑学」もおしり辞典