ベニバナの花の色

今回はネタ話です。

食品の着色に使う色素、食紅(しょくべに)はベニバナという植物が原料です。

ベニバナの花は黄色い色素と赤い色素を持っています
この黄色と赤色の二つの色素を持っているのには理由があります。

ベニバナは、蜂などの昆虫を呼び寄せて受粉します。
ところが、受粉していない花と、すでに受粉を終えた花が混ざって咲いていると、蜂が受粉をするのに非効率になります。

そこで、受粉を終えた花は赤く色づいて、蜂が受粉していない花と区別できるように工夫しています。
もし、受粉を終えた花は色あせて散ってしまうと、花の数が次々と減って、花畑が目立たなくなってしまう
そのため、ベニバナは受粉が終えた花も咲き続けながら花畑に蜂を呼び寄せて、近づいた蜂には受粉を終えたことを表している。

参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか