植物の活性酸素と抗酸化作用

植物は日々、病原菌から攻撃を受けています。
そのとき、防御のために植物が作り出すのが活性酸素です。

酸素はあらゆるものを錆びつかせてしまう特徴を持ち、生物の体に対しても毒性を持っている。
この酸素を、化学反応が起きやすいように変化させて毒性を高めたものが活性酸素です。
植物はこの活性酸素で病原菌を攻撃して身を守っています。
しかし、活性酸素は植物自身にとっても有毒なので、病原菌を撃退した後は、植物自身の健康のために活性酸素を除去しなければなりません。

抗酸化作用を持つアントシアニンは、この活性酸素を除去する役割を持っています。
また、アントシアニンのほかにも、植物は様々な抗酸化物質を持っています。

ショウガとニンニクの抗酸化力
スパイスの抗菌作用

参考文献 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか