さまざまな飲み物の実験では、暗い中(色の明度がわずかにわかる程度)で飲んでも、正答率が75%以上になりました。
しかし、普段あまり飲みなれないアセロラジュースや抹茶ミルクなどは、正解率が25%未満と低く、なじみのない飲み物は正答率が低くなると考えられます。
さらに、おいしさについては、視覚情報を加えると(明るいところで飲む)と、多くの飲み物で暗い中で飲んだときよりもおいしく感じるようになり、アセロラジュースと抹茶ミルクなどは、とくにおいしく感じるようになりました。
これは、飲む前に情報を得ることで、中身に対する確信が生じ、味を鮮明に感じおいしく味わえるためと考えられます。
参考文献 味・香り「こつ」の科学