救荒作物(きゅうこうさくもつ)について

昔は飢饉(ききん)があり、普段は食べずに、飢饉のときにだけ食べるために植えておく作物を救荒作物(きゅうこうさくもつ)といいます。

彼岸花(ひがんばな)もそのような植物の一つです。
彼岸花の根にはリコリンが含まれており、食べる事ができません。
しかし、リコリンは水溶性のため、数日間水にさらしてアク抜きをそれば食べる事ができますが、美味しくは無いようです。

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彼岸花は種では増えず、人が球根を植えなければ生えません。
彼岸花が田んぼの周りに多いのはモグラなどの穴を掘る動物避けです。また、お墓に彼岸花が多いのは、土葬の時代に大切な人の遺体を動物に荒らされないようにとの願いから植えられたとされています。

蘇鉄(そてつ)の実 (有毒のため毒抜きが必要)
栃(とち)の実   (渋抜きが必要)
なども救荒作物の一種です


蘇鉄(そてつ)


栃(とち)

参考文献 食品の科学