今回はネタ話です。
食用油ではないが、植物油にヒマシ油があります。
日本では下剤として用いられています。
写真 トウゴマ(唐胡麻)
画像 ウィキペディアより
ヒマシ油はトウゴマ(唐胡麻)という高さ10mにも達する植物の種から採られます。
植物油脂としては、粘度、比重ともに最大であり、流動性も高いので各種工業用として用いられています。
トウゴマの種にはリシンという猛毒が含まれています。しかし、リシンはタンパク質毒であり、ヒマシ油を採るときにはトウゴマの種を加熱して炙るため、リシンは熱変性して毒性を失っていることになります。
参考文献 食品の科学