今回はネタ話です
アブサンとは、ハーブ系の蒸留酒である。ニガヨモギを主な風味づけに使った、淡緑色を帯びたアニス風味（種子のスパイス）の酒である。
結論から言えば、アブサンが何らかのドラッグのような高揚感をもたらす可能性はない。
このような幻覚作用は、19世紀にフランスの内科医バレンティン・マグナンによって示唆された。
アブサンに含まれるニガヨモギには、けいれん作用を起こすことが知られている特有の化学物質のツジョンが含まれている。
このツジョンにより、「アブサン中毒（幻覚）」が起こると信じられていたが、実際にはツジョンの摂取が幻覚を引き起こすという証拠は全くない。
また、けいれんを起こすほどの量をアブサンを飲んだ場合、けいれんする前にアルコールの毒性で倒れてしまう。