今回はネタ話です
豆類を食べるとお腹にガスがたまるとされている。
豆類は、オリゴ糖と呼ばれる単糖が結合して長く鎖状に連なっている多糖類の一種が含まれている。
特に豆類に豊富に含まれているオリゴ糖は、ラフィノースとスタキオースだが、大きな分子のため消化されにくく、小腸から吸収されない。
その結果、これらオリゴ糖は、小さく分解されないまま、大腸まで到達する。
大腸に到達すると、オリゴ糖は天然のバクテリア(腸内フローラ)により分解され二酸化炭素や水素のような色々なガスが作り出される。
最終的には、不快な臭いがする硫化水素(卵の腐った臭い)、メタンチオール(ニンニクのにおい)、ジメチルスルフィド(キャベツの腐った臭い)が生じる。
豆類以外にも、玉ねぎ、ニンニク、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツなど多くの野菜がオリゴ糖や多糖類を含む。
また、タンパク質や多糖類は、植物の細胞壁を構成する成分だが、オリゴ糖と同じ問題を引き起こし、同じ様にガスの発生原因になっている