スープにクルトン(揚げパン)を入れる理由

スープは液体であり、液体は「飲む」ものですが、フランスでは鍋物として食べていた伝統から、ドロリ(粘度が高い)でもクリア(粘度が低い)でも、※ポタージュは「食べる」と表現します
これは英語でも同じで、スープはドリンクではなくイートするとされています

※日本ではスープ類のうち、とろみのついたものをポタージュ、澄んだものをコンソメという

スープにはクルトン(揚げパンの破片)が浮いていますが、これは鍋物時代(調理技術が未熟な時代)に硬くなったパンを放り込んで柔らかくして食べていた名残とされています。

参考文献 ガストロミ