カリフラワーを茹でるとき、ゆで水に対して
①食酢 1~2%
②食塩 約1%
③小麦粉 1~2%(または、米のとぎ汁)
を加えると、白くなり、柔らかくなり、あくが抜け茹で上がるという効果を得れる。
また、小麦粉は必ず水にといてから入れなければ、ダマになってしまうので注意が必要。
【理由】
①カリフラワーには、フラボノイ色素が含まれており、酸性では無色、アルカリ性では黄色になる
→食酢を加えて、ゆで水を酸性にする
②食酢を加えるとゆで水が酸性になり、軟化が起こりにくくなるので、歯触りが堅くなる
→食塩には軟化促進効果があるため、ゆで水に加えて加熱すると柔らかく仕上がる
③カリフラワーには、アク成分の遊離型のシュウ酸が含まれている
→茹でながらアク成分を取り除く方法として、他のものに吸着させる方法があり、小麦粉に含まれるデンプンには、吸着効果がある。
●また、でんぷんがカリフラワーの表面を包み、空気中の酸素やゆで水に溶けている酸素との接触を防ぎ、ポリフェノール類が酸化されて褐変するのを防ぐ。しかし、小麦粉自身にもフラボノイド色素が含まれているため、白さに対して期待できない。
※ポリフェノール類の中にフラボノイド色素が位置付けられている
参考文献 新西洋料理体系