トウモロコシの鮮度

トウモロコシは「鍋に湯を沸かしてから取りに行け(収穫しろ)」といわれるほど、収穫直後から糖分が急速に減っていき、甘味が失われます
できるだけ甘みを残すには、買ってきたその場で蒸したり、ゆでたりすることが大切です

トウモロコシは収穫後も生きて呼吸をしています。この呼吸に必要なエネルギーに自分の糖分を使ってしまう一方で、糖分はデンプンに変えて蓄えられていくため、収穫後に甘みがどんどん減ってしまいます

そのまま保存する場合には、0℃ぐらいの低温であれば24時間後でも糖分が9割以上残りますが、できるだけ早く加熱したほうがよいでしょう

ちなみに「トウモロコシは朝採りがよい」といわれるのは、日中に光合成で作られた栄養分が、夜間に温度が下がってくると葉から実へと移動して実にため込まれるからです

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参考文献 食材大全 キッチンの科学