カップ麺と袋麺

今回はネタ話です

「カップ麺」と「袋麺」のおいしさには違いがあります
特にめんの食感に大きな違いが現れます

●カップ麺は、沸騰したお湯を注いだときには90℃前半の温度で、3分後、80℃前後の温度になったところで出来上がり。商品によっては、スープ類を混ぜ合わせて食べます

●袋麺は、鍋を使って100℃の沸騰したお湯で麺をゆで、スープも沸騰したお湯に混ぜ合わせて食べます

 

仮にカップ麺を鍋で調理すると、一味違ったおいしさを味わうことができます

【実験】
沸騰したお湯を用意し、カップ麺から麺を取り出して3分間茹でる(100℃)
この時、湯量は条件にもよるが約10%蒸発するため、多めに入れる

【結果】
カップ麺は鍋で作った場合の方が、めんが柔らかくなり、噛んだときのヌルっとした付着感もなく、ツルツルした食感になる
また、グツグツゆでているときにスープ類を入れることで、調理中に飛んでしまう香気成分もあるため、匂いも変化します。


ここからは主観です
カップ麺を鍋で茹でた場合、麺が柔らかい理由は直観的に理由が分かると思います(高温で3分茹でたから)
一方、麺がツルツルしている理由を考察すると
●高温によりデンプンが麺から流出した
●液体が対流しているため、麺表面のデンプンが液体の方に移った
と考えられる
結果として、麺はツルツルするが、スープの粘度が高くなったと考えられる

サッポロ一番、塩、みそ、しょうゆ

参考文献 「うまい!」の科学