食塩と寒剤

氷に塩を混ぜると凝固点が下がる
上記の記事の深い内容になります

食塩は氷の表面で、氷から溶けた水に溶け込んで溶液をつくります。この時、濃い食塩水ができるが、氷とは濃度が均衡状態ではないため、濃度を均衡させようとして、より多くの氷を溶かして水に変えます。
このとき氷1gが水になることに対して約80calの熱を吸収します。その結果、氷自体の温度も急速に低下し、寒剤としての役目を果たす

寒剤 氷100gに対する量(g) 最低降下温度(℃)
33 -21.3
塩化カリウム 30 -10.9
塩化アンモニウム 25 -15.4
塩化マグネシウム 80 -34.0

塩と氷の配合が、1対3の場合が最も低温になる

砂糖、塩、アルコールにおける凝固点降下

参考文献 調理事典 うまさのサイエンス