油を引いて加熱する時、燃えない理由

食材の成分のほとんどは水である。水は100℃以上には熱されないため、食材に含まれる水分が多いほど、加熱しても100℃を大きく超えることはない。
油を引いて加熱する場合、フライパンに触れて非常に高い温度に熱されても、食材の水分によって温度が下がるため、油は燃えない。

しかし、油が多すぎると熱源の温度で直接熱されるため、簡単に200℃あるいはそれ以上に達してしまい燃え上がる危険がある。

参考文献 フランス式おいしい調理科学の雑学