※今回は「こつ」の科学からの紹介になります
絶対にこれが正しいという訳ではなく、一つの考え方程度に思っておいてください
単にそれぞれの料理の味そのものを味わうだけならば、どちらを先に出してもさしつかえありません
事実、日本料理や中国料理ではいろいろな料理を交互に食べることができるようになっています。
しかし、西洋料理のコースでは、いわばコース全体でひとつの料理として取り扱っています
さらに言えば、食べる人の健康状態、空腹感、料理の色、香り、形、盛り付け、部屋の環境、心理的な要因なども含まれています
このなかで魚が肉より先に出されるのは、味としての刺激の強い濃厚な肉料理よりも、淡白な味の魚料理を先に出したほうが、そのあとの料理を味わう妨げにならないからです。もしこれを逆にすると、濃厚な肉料理の刺激の後で、淡白な魚料理の味がものたらなくなってしまいます
食前酒を飲む理由
魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインといわれる理由
コース料理のシャーベット
参考文献 「こつ」の科学