今回はネタ話です
江戸時代(1795年)に刊行された「万宝料理秘密箱」に紹介されていた「黄身返し卵」
新しい卵に少しだけ穴をあけ、ぬかみそにつけたあと、洗ってゆでると「中の黄身が外へなり白身が中へ入る」と書かれています
ただし、この方法での再現は困難で、理屈が不明瞭となっています
実際に行うには、遠心力を利用します
①洗った卵の下から懐中電灯の光を当てる。明るさや光の通りを確認する
※黄身返しが成功すると、通常の卵と比べ光の通りが悪く(暗く)なる
②卵を袋に入れる
(殻が割れた場合を考えて)
②ストッキングの上部を切って細長い袋状にする
真ん中をきつく縛るか、ビニタイなどで縛る
※要するに、卵をストッキングの中心に持ってきて、固定する
④ストッキングの両側をしっかり持ち、ぶんぶんコマのように回転させる
⑤卵を取り出して、懐中電灯で光を当ててみて、暗くなっていたら成功
⑥ゆで卵を作る(茹でるとき卵を箸で転がす)
成功すると、黄身が外、白身が中になった茹で卵ができる
※回しすぎると、黄身と白身が完全に混ざって黄色い茹で卵ができてしまう
ここからは主観です
実際に私が作ってみたところ
普通に失敗しました
理由は、「相当な遠心力をかけないとできない」です
5分ぐらい本気でブンブン回してみましたが、全然成功しませんでた
YouTubeで分かりやすく紹介されている方がいます→リンク
なぜ茹で卵の殻が剥きにくいか?
硬ゆで卵の黄身が粉っぽくなる理由
黄身返し②
ぷよぷよ卵
参考文献 「食べられる」科学実験