甘酸っぱいについて

酸っぱい夏ミカンに砂糖をかけた場合、酸味が消えて、甘くておいしい夏ミカンになったように感じます。
これは、味の抑制効果(相殺効果)によるもので、実際に酸味が消えたわけではなく、酸味が消えたように錯覚するだけです。

これを証明する方法に、植物のギムネマ・シルベスタを使う方法があります。
(食べると一定時間甘味を感じなくなる)

この葉を1~2分噛んだあとで、砂糖をかけた夏ミカンを食べると、甘味だけが消えるので、酸味はそのまま残っていることがわかります。

参考文献 味のなんでも小辞典