今回は【ごはん検定公式テキスト】の紹介になります。
記載されている相性の料理を紹介しますが、本質的には食べる人の好みになりますので、一つの考え方として参考にする程度の認識でよいと思います。
まず、おかずとの相性を語る前に、「口内調味」についてお話しします。
口内調味とは、「ご飯とおかずを口の中で一緒に咀嚼することで、また違う味を作り出し楽しむ」という行為です
一般的には
●「味が濃いおかずには味の濃いお米を、味の薄いおかずには味の薄いお米を」
●「汁気のあるおかずには粒がしっかりしたお米を、硬めのおかずには包み込むような柔らかさのあるお米を」
と区分わけできます。
以下の表はあくまでも一例となっており、品種特性を意識しておかずの相性を考える一つの方法になります。
【ゆめぴりか】 粘りが強く、かめばかむほど甘さを感じる。
例:味の濃い肉料理
【ひとめぼれ】 粒が大きめで、さっぱりし過ぎず甘すぎない、やさしい味わいが特徴。プリッっとした食感が丼ものに向いている。
例:ネギトロ丼
【あきたこまち】 やや硬めだが、十分に咀嚼すると粘りを感じ、甘味もにじみ出てくる。やや濃い味の和食にあう。
例:サバの味噌煮
【ササニシキ】 口の中でフワッとほぐれやすい舌触りと、あっさいした味わいが特徴的。
例:お寿司のシャリ
【つや姫】 コシヒカリに負けない甘味が特徴。粒がしっかりしている。
例:ピラフ
【はえぬき】 ふっくらとした炊きあがりで、もっちりした歯ごたえのある食感。やや柔らか目で、味の濃いおかずも包み込む力がある。
例:から揚げ
【コシヒカリ】 コシがあり、粘りと甘さを楽しめ、和洋問わずに料理にあう。
例:肉じゃが
【おいでまい】 色が白く、粒の形が美しいのが特徴。粘りも程よくあり、口の中で感じる食感が気持ちいい。
例:豚のしょうが焼き
上記のように、お米と品質特性から、それに合うおかずを考える方法も存在する。
参考文献 ごはん検定公式テキスト