ビールの泡にはアルコールが入っている?

今回はネタ話です。

昭和15年(1940年)にビヤホール(生ビールを飲ませる飲食店)のジョッキの泡が多いのは、ビールの量を少なくして利益を上げているのではないかという訴えが暴利取り締まり令を発令していた当局から出され、裁判になったことがある。

4年後に判決が出されたが、醸造学の第一人者である坂口謹一郎(さかぐちきんいちろう)の鑑定結果によると、ビールの泡はビールよりアルコール濃度が高いと証明し、最小15%から22~30%の泡は合法であるとされた。つまり泡もビールであると鑑定されたのである。

参考文献 おいしさと泡