カレーは翌日食べる方が美味しくなる理由

これは、それぞれの具からスープに成分が溶け出すからと考えられています。

肉は加熱により、核酸が分解されてうま味成分であるイノシン酸がスープの中に生成してきます。また、肉のタンパク質が分解されて生成するアミノ酸やペプチドがうま味を増強します。

玉ねぎは甘味やうま味がスープに溶け出します

ジャガイモは加熱されるとデンプンがスープの中に溶け出して、とろみのある口当たりを生み出します。 硬さによって味が変わる?

このように、食材からスープへ様々な成分が移行し、より濃厚な味になること、香辛料が加熱され、香り成分が少し揮発していくことによって味への影響が変化すること、スープが肉、ジャガイモ、ニンジンの内部まで拡散し味が均一になる等が美味しくなる理由として考えられています。

参考文献 料理のなんでも小辞典