水に塩や砂糖を溶かすと、沸点する温度は100℃よりも高くなります。この現象を沸点上昇といいます。沸点上昇が起こるのは、塩や酒のような蒸発しない物質を溶かしたときだけです。
しかし、通常の調理で使う程度の塩の量や砂糖の量では、それほど沸点が上がるわけではありません。パスタを茹でるときに塩を入れる理由
佃煮やジャムなど、塩や砂糖、しょうゆを大量に使う料理は別にして、通常の料理で調味料を入れたときに起こる沸点の変化は、調理の際に気にかけるほどのレベルではないでしょう。
参考文献 おいしさをつくる「熱」の科学