辛い食べ物をよく食べると、辛味に強く(鈍感に)なると言われています。
唐辛子に含まれるカプサイシンなどの化学物質は、細胞を刺激するとともに、p物質(痛覚の伝達物質)を用いて、熱さの検知と同一のメカニズムを発動させる。この時、P物質(痛覚の伝達物質)は利用されるたびにゆっくりと枯渇して行き、数日から数週間という時間をかけて再び補充される。
つまり、頻繁に辛い食品を食べる人は、カプサイシンなどの物質を検知する能力が低下しているため、辛味に強く(鈍感に)なっている。また、辛い食品を食べるにつれ、同じレベルの辛さを感じるためにはより多くの辛い食材が必要となってくる。
参考文献 マギーキッチンサイエンス Cooking for Geeks