ゴーヤにきな粉

ゴーヤの強い苦みが苦手だという方は多い。こんな時、きな粉をつけて食べると、ゴーヤの苦み成分をきな粉に含まれているホスファチジン酸が抑制してくれるので、苦さを感じなくて済む。きな粉自体にそれほど味がないので不思議な感覚になる。

ホスファチジン酸のように、苦味を抑制してくれる物質を「苦味マスキング剤」という。このようなマスキング剤には様々な物質があり、リン脂質(卵などに含まれる)から甘味料、塩まで、幅広い。
また、適度な脂肪は他の味に影響を与えず苦味を弱める効果がある

例 ゴーヤチャンプルに卵を加えて苦味を抑える コーヒーに砂糖

参考文献 「味覚力」を鍛えれば病気にならない Cooking for Geeks