ビール瓶が褐色の理由

ビール瓶が褐色の理由

ビールは主に褐色(かっしょく)の瓶に入っていることが多い。
これは、青色光と紫外線を遮るためである。ビールが光にさらされると、光の粒子がビールの劣化につながる化学反応を開始させる。この時、光のすべての領域ではなく、かなり特定の領域が反応を開始させており、その光の波長は青色光(400~500㎚の波長)と、紫外線のスペクトル(400㎚以下)となっている。褐色瓶はこれら両方の領域の光を遮ることができるのである。(仮にビールが全領域の光で反応するなら、瓶は真っ黒になっていた)

缶もなかが見えない状態なので、効果は同様となっている。

褐色瓶・・・青色光と紫外線を遮る

緑色瓶・・・紫外線のみ遮る

透明瓶・・・光を遮らない

保存だけ考えるなら、全て褐色瓶にするべきだが、見栄えやマーケティング戦略(色)の理由から、様々な瓶の色が存在する


ちなみに、以前酒屋を経営しており、その時、褐色瓶はお金になったが、透明や緑色、青色などの雑瓶はお金を払って引き取ってもらっていた。

参考文献 カリカリベーコンはどうして美味しいにおいなの?

歯磨きの後にオレンジジュースを飲むと苦い

歯磨きの後にオレンジジュースを飲むと苦い

今回はネタ話です

歯磨きの後にオレンジジュースを飲むと甘味を感じにくく、苦い味がする
これは、歯磨き粉に含まれる界面活性剤(乳化剤)のラウリル硫酸ナトリウム(あるいはその代用品)の働きによるもの

①口の中にある甘味を感知する受容体をラウリル硫酸ナトリウムが抑えてしまう

②ラウリル硫酸ナトリウムが苦味を感知する受容体をある程度抑えている生体膜(リン脂質)を変化させる


ここからは主観です
ラウリル硫酸ナトリウムなんて聞いたことない人が大半と思われます。
これは、界面活性剤(乳化剤)でシャンプーや歯磨き粉、髭剃りクリームなどに利用されていますが、一般的な食品には入っていないようです。

このラウリル硫酸ナトリウムは、ひと昔前は発がん物質が含まれるという噂があったようですが、現在は安全だと科学的に証明されています。

参考文献 カリカリベーコンはどうして美味しいにおいなの?

ゼラチンの吸水

ゼラチンの吸水

ゼラチンは湯にとけると流動状のコロイド液になり、さますと固まり、ゼリー状になります。
乾いたゼラチンは、コロイドが水分を失った乾燥ゲルという状態になっています。これが再びもとのコロイド状態に戻るには、ゼラチン1gにつき最低10gの水が必要です

かわいたゼラチンに水を加えていきなり加熱を始めると、表面だけが水を吸ってコロイド状態になり、そこで粘りが出てしまい水の活動が妨げられるため、いつまでたってもゼラチン内部まで浸透することができません。そのため、いつまでたっても乾いた部分が残ってしまう
(顆粒(かりゅう)タイプの場合は、板タイプと違い表面積が大きいため水に漬けなくても良い場合がある)

ゼラチンをもどすときは必ずたっぷりの水に30分~60分つけておき、なかまで十分吸水してから加熱を始めるようにする。
もし、時間がないときは、なるべく大量の水中でかきまぜながら、少しずつ温度を上げていくようにして、ゼラチンと水とをまんべんなく接触させます。

参考文献 「こつ」の科学