アイスクリームの硬さについて

アイスクリームは、通常、牛乳、水、クリーム、砂糖でつくられます。この成分を少し変えることで、標準的なアイスクリームが、ジェラート(カスタードベースにしたアイスクリーム)、シャーベット(乳成分を含まないフルーツベースの冷菓)、フローズンヨーグルト、フルーツアイスなどに変わります。

アイスクリームのなかで最も重要な成分は、「氷」です。液体の水は0℃で個体になります。アイスクリームは、通常-14~-10℃の温度帯で食べられます。
もしアイスクリームが水だけでできていれば、全て氷にかわり、非常に硬く、食べることができません。その為、氷の量をコントロールして、水の一部を液体状態のままにしておく必要があります。

水の凝固点を低下させるには、砂糖、、アルコール、ほかの添加物などいった様々な成分をアイスクリームの原料に加えること凝固点を低くすることができます。
これらの成分は、「凍結防止剤」としてはたらき、水の凝固点を下げるので、個体となる氷の量が決まり、その結果アイスクリームの硬さがきまります

アイスクリームと冷たさ

参考文献 新しい「料理と科学」の世界