デンプンには虫があまりつかない

穀物や粉には、コクゾウ、コクヌストモドキ、コナダニなどの害虫がくっつきやすく、これらの虫は、その穀物や粉から栄養分を取って成長します。

米や小麦には、タンパク質、脂質、ビタミンなどの栄養素が含まれています
一方で、デンプンというのは、穀物やイモ、クズの根などからデンプンそのものをぬきだしたものです
デンプンの質が上等で、混じりけのないものほど、虫にとっては栄養素が不足しています

つまり、穀物中ではよく育つ害虫も、デンプンの中では、タンパク質やビタミンの不足から発育できないため、虫がつきにくいのです

参考文献 「こつ」の科学