上白糖がカチカチに固まった対処

上白糖を使うとき、カチカチに固まっていることがあります。
一方で、グラニュー糖はサラサラのまま。

この理由は、吸湿性が違うからです。
上白糖は、転化糖を含むため吸湿性が高く、グラニュー糖は含まないため吸湿性が低くなっています
これにより上白糖は、水分を吸い込み、ブドウ糖、果糖、そしてショ糖がほんの少し溶けます。そして水分がなくなると、再結晶化し、固まってしまうのです。

【固まらない対策】
上白糖を固まらせないためには、ぴったりとフタが閉まる保存容器に入れ、まわりの水分を吸わせないようにする

【固まった対処】
①砂糖に水分を与える
食パン、リンゴの一切れ、湿らしたキッチンペーパー、霧吹きを吹きかけるなど、砂糖に水分を与え密閉できる保存容器に入れ一晩おいておく

上図 三井製糖株式会社より

②レンジorオーブンで温める
カチカチに固まった糖液の膜が熱で溶けて柔らかくなる。しかし、冷めると再び固くなる

③固まった砂糖を冷凍(約1~2時間)し、その後取り出して外気に30分さらす(※ネット情報)

参考文献 三井製糖株式会社 「食べられる」科学実験 料理の科学①