コークスは木炭(炭火)より火力が強い

コークスとは、石炭を蒸し焼きにして作られた燃料のことです。

コークスと木炭の発熱量を比べてみると、発熱量はコークスの方が2倍以上大きいため、その分火力が強くなっています。
また、その強い火力を長時間維持できる理由は、比重(密度)が大きいため。
コークスの火力の強さや強い火力を長時間できる点を利用して、すっぽん鍋や屋台の中華料理などにコークスを使う店もあるようです。

  比重 発熱量
(kcal/Kg)
都市ガス 13.017
灯油 0.79 11.000
コークス 1.87 7.549
石炭 1.53 6.149
木材 0.8 3.832
木炭(炭火) 1.45 3.266

ここからは主観です。
そもそもコークスなんて聞いたことないという人も多いでしょう。
基本的には工業用として販売されており、バーベキューに使う人などは少ないようです。

なぜ少ないのか色々調べてみましたが、恐らくあまり流通していない(ホームセンターやキャン場、バーベキュー広場で売っていない)が一番大きな理由と思われます。

「ネットで購入してバーベキューに使っても良いか?」っと聞かれると、正直よくわかりません。
ただ、火付きが悪い点や炭と比べて値段が高い点(※物にもよる)などの理由で、あまり使われないのかもしれません。加えて、火が強すぎて熱いというのもあるかもしれません。
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参考文献 おいしさをつくる「熱」の科学