食塩の代用品はない理由

代替甘味料(人工甘味料)は聞いたことがあると思いますが、代替塩は聞いたことが無いと思います。
理由は単純で、私たちが食塩と呼んでいる塩化ナトリウム(NaCl)こそ塩味を引き起こす物質であり、食塩と同じ塩味を引き起こす物質が他に存在しないからです。


しかし、実は海外では代替塩を販売しています。
これは、塩化カリウム(Kcl)で塩辛い味はしますが、食塩とは違う種類の塩辛さになります。この他にも、塩化カルシウム(CaCl₂)などもありますが、やはり食塩と同じ味がすることはありません。

※塩化リチウム(LiCl)が食塩に近い味がするようですが、人体に毒性がある。


西日本には塩辛い木の実が存在するようで、シオノキとかショッペノキ、塩麩子(えんふし)などと呼ばれています。ただ、塩辛い味の正体は、リンゴ酸カルシウムやカリウム塩のようで、こちらも食塩とは違う味がします。

参考文献 味のなんでも小辞典 料理の科学①