猫舌の人

熱いものを食べることが苦手な人を猫舌の人というが、子供はみな猫舌だ。猫に限らず人間以外の動物は、熱いものを食べる習慣がないから、実は動物はみんな猫舌である。

食べ物と感覚を伝える舌の神経の間には、クッションのような層があり、これを角化層(かくかそう)という。この角化層が熱刺激を緩めてくれる役割を果たす。そして、角化層は、年齢を重ねると層としての厚みが増すので、熱に対する耐久も、年とともに向上するのだ。だから、大人よりも子供が猫舌の可能性が高い

しかし、大人でも猫舌の人はいる。これは、遺伝的に層が薄い人もいるだろうし、幼少期の食経験であまり熱いものを食べないで、そういうものを食べる習慣がつかなかったという場合もある。

また、熱いものを飲食する際に、舌の先端部分ではなく、舌の中心部で味わえば少しは熱さも緩和される。これは、先端部に温点という熱さを感じる部分がたくさんあり、舌の中心部は温点が先端部よりも少ないので、熱さを感じにくいからである。

参考文献 「味覚力」を鍛えれば病気にならない