氷に塩を混ぜると凝固点が下がる

アイスクリームをつくるときに容器の外側を氷で囲んで冷却すると、0℃付近での冷却しかできませんが、塩類を寒剤として用いるとそれより低温度が得られ、効率よく冷却できます。
食塩33gと氷100gの割合でつくると、凝固温度が-21℃となります。


イメージとして分かりやすい例としては、オレンジジュースを凍らす場合です。

①まず水分が凍り、中心に濃いオレンジのシロップ液が残る。(この時点で0℃)

②さらに冷却を続けると、シロップの部分も凍る(シロップの部分は氷点下より低い温度で凍る)

つまり、水に何か混ざった溶液は、凝固点が下がる

参考文献 調理が分かる物理・化学の基礎知識