軟水と硬水

軟水や硬水は水中に含まれるミネラルの量によって決まる

カルシウム量×2.5+マグネシウム量×4=硬度
となっており、一般的に、
硬度100未満を軟水
硬度100~300を中硬水
硬度300以上を硬水
と分類している。

硬度が低いほど淡白・まろやかで飲みやすく、逆に硬度が高いほど味わい・舌触りにクセが出て、飲みごたえが独特の水になる

日本のミネラルウォーターは、ほぼ軟水に属している。日本はそもそも火山国となっており、地層に占める軽石状の火成岩の割合が多く、しかも山から海岸までの傾斜が大きい。つまり、雨は多く降っても、地下水が浸透して流れ出る速度が早いため、土壌にミネラルが溶けにくい。そのため、水源から汲み出した地下水を殺菌したミネラルウォーターも当然ミネラルの含有量が少なくなる。

大阪の水道水
ミネラルウォーターの味

参考文献 おいしい料理には科学がある大事典